上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012.05.25 花々の山2012
2012-5-25-1
百花繚乱の季節です。
新緑の葉の陰でひっそりと、しかし確実に、
子孫を、いのちをつないでいく営みは運行されています。

放射能に汚染されても
ダイオキシンに汚染されても
人間に壊されても
強い風が吹いても
日照りの夏があっても
豪雪にも

樹木や植物は、
移動することなく
ただ、じっとその場にとどまって、
命の営みをひたすらに続けています。

感謝、そして尊敬。

1枚目はウワミズザクラの花

2012-5-25-2
道端の牧草の花

2012-5-25-3
フキノトウの花、花茎は、当然ですが、フキと同じ味です。

2012-5-25-7
野いちごの花が終わったところ、これはオレンジの実がなります。

2012-5-25-4
ミヤマガマズミの花のつぼみ

2012-5-25-5
クロモジの花が終わったところ、黒い実がなります。

2012-5-25-6
コナラの雄花
スポンサーサイト
2012-5-22

5/20の仙台での講演会を終えた矢ケ崎先生と守田さんが、
てとてとに来訪され、より詳しくお話しを聞く機会に家内が恵まれ、
尿検査のことを詳しく聞いてきました。

・尿に出るセシウムは血中にあったものだけであり、各臓器にどの程度残っているか残っていないか、どの程度あるかなどは、はっきりと分からない。
・測定器などで測っているのは、ガンマ線である。セシウム137の場合、そのうちの94.6%が半減期30年でβ線を出して不安定なバリウム137mになり、最後に約3分の半減期でγ線を出して安定したバリウムになる。測定しているのはこの最後のガンマ線をカウントして演算してもとめているわけである。放射線の強さはベータ線の方がガンマ線より威力があり(電離作用が大きい)、測っているガンマ線よりも先に放出されているはずのベータ線の影響はすでにうけていることになる。

セシウム134の場合は、複雑に崩壊していきます。(安定原子になるために)
1個のセシウム134がベータ線を一つ出すと、ガンマ線は2,2個でていることになるそうで、
ということは、セシウム134のガンマ線をとらえた数値のおおよそ半分のベータ線の影響を受けているということになります。
137の場合は、検出された137のガンマ線と同じだけすでにベータ線の影響を受けている、つまり検出された数値の倍と考えるといいのかもしれません。威力はベータ線の方が強いですが、本数としてはそういうことになります。

以上のようなことから、検出下限値が低くて不検出であっても、ぬか喜びはしないほうがいいのかもしれません。

矢ケ崎先生の今年のスローガン
「明晰に 楽天的に 最大防御」

以下、参考まで。いやあ、こんなに勉強しなくてはならないなんて、疲れます。とほほ。
134houkaizu
137houkaizu
この間の日曜日に矢ケ崎克馬先生と守田敏也さんの講演会では、

「WBC(ホールボディーカウンター)による体内のセシウム量や、
計算によって求めた「体重1キロあたり」のセシウム量とか、
尿検査のセシウムのベクレル数は参考にはなる。
しかし、セシウムは原子単体というよりはある程度の数が結びついて分子などになっていて、
そこから出るベータ線(ベータ線は数センチしか飛ばないが)の影響が、局所的に起きているはずであり、
やはり取り込むセシウムは極力0に近づけた方がよい。
天然由来の放射性カリウムや放射性炭素の場合は、それらが塊になっているわけでないので、
塊になっているセシウムとは影響の仕方が全く異なる。
なので、放射性カリウムや放射性炭素のベクレル数と、セシウムのベクレル数を比較することはできない。
なので、逆に体内に~ベクレルまでなら大丈夫という許容量はない」
旨の内容があり、
なるほどと思いました。

mitsuo-nyou-20120519
そんな折、同位体研究所に検査に出していた私の尿の検査結果がきました。
結果は画像の通りNDでした。検出下限値が0.2/kgなので、
正確に言えば0.2以下ということになります。
子どもたちもNDでした。
子どもたちとともに家内が一番心配していたのは私のことだったようで
家内はかなり脱力していました。
私は仕事上、数百ベクレルの「スバイ」(真っ赤になった炭にかけて火を消す消し粉)を使用していますし、
炭の粉や灰なども吸い込んでいるのは間違いなく、
人よりやや余計に被曝しているのは確かなことです。
そんな事情もあって、家内はかなり私の事を心配していたようでした。
私はわりとのんきでしたが……。
体調の自覚としては特段気にかかることはなかったわけですが、
まあ、矢ケ崎先生の話にあるとおり、
あくまで目安ですが、ひとまず安心してよさそうです。


福一の事故以降、放射能対策でしてきたこれまでのことを続けていれば
避難する必要はなさそうかななんて考えています。
炭パウダーの服用、乳酸菌ジュースや豆乳ヨーグルト、発酵食品、九州の友人の野菜……。
いちおう家内の努力が報われた形です。

そうそう、先日飛び込みで
NHKの「テレまさむね」のメインキャスターの畠山さん(NHKの全国版でもニュースのメインキャスターをしていた方)が、
木灰の放射能のことで取材にいらっしゃいました。
どの程度カットされて編集されているかわかりませんが、
本日(5/22)の夕方放送のテレまさむねで、その取材の様子が流れるようです。

昨年11月に取材していただいた
仙台メディアテークの3がつ11にちをわすれないためにセンターによる
炭焼きのしごとの記録です。
今回は原木の伐採です。
ほんとはヘルメット被らないと危険です。
良い子の皆さんはマネしないで下さいね。
2012-5-19-1
今はまだ明かせませんが、町内の若い友人のT君と、
かねがね検討していた秘密のミッションのための下見をしてきました。
我が家の敷地の崖下の沢を歩きました。息子も同伴です。
まずは、ギンリョウソウの出迎えを受け、

2012-5-19-2
ケヤキの古木に逢い、

2012-5-19-3
沢をさかのぼり、

2012-5-19-4
ブナの大木を見上げながら、我が家の敷地にもどりました
とさ。
ogama-renew
窯の修理がほぼ終わり、
1発目の炭出しのために焚き始めました。
これを口焚きといいます。
窯の中の原木が自発炭化するまで焚き続けますが、
なおしたばかりなので、急激に温度はあげずに、ゆっくりと乾燥しながらの作業になります。
窯口周辺の粘土の色が新しい部分が、
今回窯のサイズを少しちいさくするために、
ひっこめて再構築した部分です。
これは2基並列の窯の片方ですが、
もう一方の窯は稼働中で、
その熱もなんぼか、乾燥するのに役立っています。

hanabira

すみれの道に、山桜の花弁が舞い散って、
桜の花びらの道にもなりました。
白く点々にみえるのがそれです。
2012.05.12 スミレの道
2012-5-12

スミレの道
人の道
あくまでも静かに大地から湧き出ずるスミレ

スミレの道
私の道
野にひっそりと、しかしあたりを埋め尽くして咲く

スミレの道
原子力の道
決して相容れない道だけど、
現に同じ世界にあることの意味

スミレの道
子供たちの道

スミレの道
わたしたちの時代の道

離れ離れにならずに、花々を学び、花々の道を 歩いてゆけよ
隅々にあるスミレの道を
澄み切った目で スミレの道を 歩いてゆけますように
2012.05.10 窯の修理
2012-5-9
七ヶ宿の白炭では、
炭窯を大小2つ横並びで併設しています。
大きい方を「雄窯」、小さい方を「雌窯」ということにして、
寄り添いながら、お互いの熱を利用しあう?ということで
両方で「夫婦窯」と、勝手に銘打って、話のネタにしています。
アツアツってことなわけです。
時には、熱くなりすぎて、どうにも止まらない状態になることがあったりします。(笑!!)

「雄窯」の方が、ややくたびれて、あちこち小さな修理を重ねて稼働させていたのですが、
この際、サイズを少し縮小したいこともあって、
大幅に改修修理することにしました。

この際、粘土はこねる時の水のかわりに、
いわゆるEM(培養方法はうちオリジナル、糖蜜のかわりに木酢液使用/元種もヨモギから起こしたものも一部使用)を混ぜ込み、
炭を焼く際の放射能軽減を試すことにしました。

窯口まわりを少しひっこめたので、
全体的に窯の形が馬蹄形ではなく、まんまるっぽくなりました。

粘土で石を積んでいくのは重労働ですが、
とても楽しい仕事です。
あっという間に組みあがっていきます。

写真は、天井を石で組んでいくための型「オサガタ」を作り始めたところです。
粘土コネを家内に手伝ってもらいました。撮影も家内です。
2012-5-7
いつもなら、この季節、
山の色づき具合を見て、心躍らせ超早起きして山菜取採りに行き、
朝のうちに袋詰めして、出荷するのですが……。
昨年来、その気持ちが萎えています。

家内にせっつかれ、まずは放射能検査の検体集めということで、
夕方30分程度、うちの近くの山に山菜採りに出かけました。

山菜の出方は例年よりも10日前後遅い感じでした。
コシアブラ、タラの芽、コゴミです。
ほかにも、家内がぜんまい(生)、ヨモギの新芽、葉わさび、うちで栽培していた原木シイタケを準備しました。


フキノトウは不検出(スペクトルからするとほぼ0の感じ)だったので、
淡い期待をかけながら、測定しました。結果は……。

あてにならない国の基準値よりはずっとずっと下ですが、
それぞれ、10~15で、シイタケは17ありました。
いずれもセシウム134,137の合計です。

食べるのは断念しました。出荷もしないことに決めました。

どの程度で食べるか、どの程度で出荷するかはそれぞれの判断です。
うちは、バンダジェフスキー博士の話や矢ケ崎先生の話から考えて
こういう判断になりました。

大人なら食べちゃおうかなとも思いましたが……。
リスクがあるかもしれないならば、やはり気を付けようと思いました。
私の場合、仕事上、やや多めに被曝しているとも思うので、
蓄積を減らすためにはやっぱり我慢かな~~~~。
焼きあがった真っ赤な炭を窯の外に出して消火する時に使うスバイという消し粉は
やや放射能が濃いのです。700bq/kgくらいです。
炭はどういうわけか、その20~30分の1程度の値しか出ません。
そして、今実験的に微生物資材をスバイに散布しながらやってますが、
いまのところ若干下がる傾向があります。結論づけるところまではいきませんが…。

こんなに美しい世界ですが、やはり確実に汚染されていて……、
しかし、それでもやっぱり世界は美しくて……。

矢ケ崎先生の講演会が5・20に仙台であります。
「生活の中の放射能 教えて!矢ケ崎先生」(5/20開催)のご案内

優さんのメルマガ転載です。
原発の電力が0になったわけですが、
まだまだ油断できません。ネットの情報がいかない8割の方々にも、
このようなことが伝わるといいのですが…。
--------------------------------------------------------------------転載ここから


■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□■□
   
田中優の“持続する志”

 優さんメルマガ 第125号 
       2012.5.5発行
 
★今回のメルマガは特に転送転載して頂きたいです!
1人でも多くの方へ拡散をお願いいたします。

■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□

<緊急拡散希望!>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◇■ 田中優より ■◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「偽装停電の夏」をくいとめよう

 5月5日の今日、北海道電力の泊原発が停止し、42年ぶりに原発の稼働していない日を迎えた。

 うれしい日に申し訳ないのだが、この先の不安を伝えたい。

 ぼくとしては珍しく、拡散してほしい話だ。

 何かというと「偽装停電」の不安だ。市民が「原発なしでも電気は足りる」と言っている最中、
停電させるのは「やっぱり原発が必要なんだ」というPRに使える。
 電力会社と政府は、去年も「計画停電」を偽装した。

 その前に「需給調整契約*」を使って大口契約者の電気を止めれば足りたのに、それをしなかった。
しかもピークの出ない土日や平日の夜間、街路灯まで消した。

 これは偽装だろう。そこまでする人たちが、この「原発は不可欠」と訴えたいこのタイミングを
逃すだろうか?

 もともと家庭の電気消費は少ない。2010年で年間わずか22%にすぎない。
 しかも足りなくなるのはピーク消費のある、ごく一時的だけだ。
 ピーク時の「夏場・平日・日中」は、家庭の三分の二は不在で、ピークの電気消費に対する
家庭消費の割合は1割にすぎないのだ。
 だからそもそも家庭の問題ではない。節電すべきなのは事業者なのだ。

 しかし大阪市の橋下市長はすでに、
「産業には影響を与えず、家庭に冷房の温度設定など負担をお願いすることになる。安全は
そこそこでも快適な生活を望むのか、不便な生活を受け入れるか、二つに一つだ」と話し、
大飯原発3、4号機を再稼働の問題を、人々のライフスタイルの問題にすり替えている。
それは橋下が2月に経産省や民主党幹部と隠密裏に意見交換した後のことだ。
 とっくに橋下は心変わりをしている。

 偽装停電させれば、人々の「原発必要神話」は復活する。なんとステキなプランだろうか。
電気消費の半分を占める上位200社は守られて、中小零細では停電して、コンピュータの重要な
データを失う。しかし原発で豊かになるのは200社の側なのだから、これは魅力的な作戦ではないか。

 ぼく自身、その問題があるので、無制限に「原発なしでも電気は足りる」とは言って来なかった。
「こうすれば足りる」と、具体的な節電策やら料金設定やらを提案してきたのはそれが理由だ。
日本の電力業界は信用に値しない。日本でなら偽装は可能だと思う。他の先進国よりはるかに情報が
公開されておらず、昨年の「計画停電偽装」の実績もあるのだ。日本で隠しおおせる可能性は高い。

 ピーク時に電気が足りてしまう危険性は大きく四つある。

1.揚水発電の緊急電力
2.他の電力会社からの融通
3.電力需給調整契約
4.自家発電などの余剰電力 だ。

ぼくが電力会社だったらこうする。

 まず、揚水発電所が使えないようにするために発電所の稼働数を減らす。揚水発電は単なる
バッテリーだから、前日までの電気があれば貯めておけば足りてしまう。ここに水を貯めて
おく余裕はなかった、夜間の深夜電気に余裕がなかったと言っておけばいい。すでに関電は
使うことのできる緊急用の老朽化した火力発電所は一基だけだと発表済みだから、この点は
カバーできている。

 次に、他の電力の融通を受けない仕組みにすることが大事だ。関西電力は、実は中電・
北陸電力・中国電力と送電線がつながっていて、余剰電力を受け取りやすい位置にある。
実際には、この融通電力は非常に高くつくことが問題だ。「受け取るより原発を動かしたい」
のが再稼働を求める本音だ。だから他の電力会社もひっ迫していることにする。
それはすでに各社発表済だ。

 三つ目に大口の大手会社に協力してもらい、停電しない根拠とされてしまう「電力需給
調整契約」を結んでおく。東京電力はこれで計画停電を避けられたはずのに、それをせずに
計画停電を実行した。ばれないならそのままでもいいかもしれない。でも万が一のことを
考えて契約数を増やして、「大口の大会社も努力してくれているんです」と主張できる
ようにしておく。

 四つ目に大企業が持っている自家発電を頼れないものにする。これは電力会社以外の
電気を買い取る実績になるからもともとしたくない。東京電力もしなかった。とすれば
「系統が不安定になる(電圧が不安定になる)」とでも言っておけばいいかもしれない。
もしくは邪魔になる自家発電を停止させるのがいいかもしれない。「自家発電電気のひっ迫」
や「緊急時の発電機は不安定」と言っておけばいいかもしれない。

 そして偽装停電させる。中小零細企業は特にバックアップ電源を持っていないから、
当然騒ぐだろう。「どうしてくれるんだ、市民がバカみたいに原発なしでも電気は足りると
騒いだ結果、我々の業務には大きな被害が出た(実際に大きな被害が発生するだろう)。
やっぱり原発なしでは雇用も守れない、原発再稼働は生命線だ」と怒りだす。
しめしめ、これで原発は当分不滅のものになる。

 これが偽装停電のシナリオだ。橋下市長は上に見たようにすでに主張を変え、現実
には関係のない「市民のライフスタイル論」に責任をなすりつけている。すでに大阪市を
手伝っている市民活動家は梯子を外されている。彼らの面子に配慮したりはしないだろう。

 このことを多くの人たちに知らせてほしいのだ。もちろんテレビも新聞もあてにはできない。
後になってから「検証」なんて言うだけだ。
 しかし今の私たち市民には、インターネットとSNSがある。彼らが偽装停電ができなくなる
くらいに多くの人に知らせよう。ここは市民の伝達力と、原子力マフィアの伝達力の勝負になる。
もちろん彼らの方が物量ともに圧倒的だ。しかし市民の小さな伝達が何度も繰り返し行われることで、
彼らの偽装停電を止められることになるかもしれない。

 可能ならチュニジアのジャスミン革命のような伝達力を持って、彼らのもくろみを失敗させよう!


* 「需給調整契約」とは、大口企業の電気代を割安にする代わりに、電力需給がひっ迫した際に、
電気利用の削減義務を負う契約。具体的には数時間前に連絡を受けて、工場を止めたり、冷房を
切ったりする義務を負う代わり、電気料金を安くしてもらう契約。
-----------------------------------------------------------------------転載ここまで。
2012-5-5-1
朝、少し遅めの犬(大と吉、両方ともオスの雑種)の散歩に出ると、
いつもの折り返し地点付近で、大と吉が、突然猛スピードで山の奥に向かって走り始めた。
犬との散歩は、山奥のどんずまりの一軒家ということもあって、リードなしで散歩している。
こうなると、いくら制止の声をかけても止まらない。
拙宅回りは熊もサル、キツネ、タヌキ、テン、ハクビシンなどもいるので、
散歩中に彼らが暴走していくのは珍しいことではない。
特に畑を食い荒らすサルに対しては、わざと制止せず、サルを追うに任せていることもある。

100メートルほど先、吉が吠えながらすごい勢いで尾根を駆け下りていくのが見えた。
次の瞬間、その吉が向かう先に、薄茶色のやはり猛スピードで移動するものが見えた。
猛禽にしては飛翔しないし、サルにしては動きが違うような気がする。
犬たちの吠える声もいつになくかん高かった。

犬たちの吠える声が同じところから聞こえるようになった。
おそらく、獣も動けない状態になったのだと思った。
声のする方へ行ってみると、林道の橋のたもとのがけにアオ(ニホンカモシカ)の姿が見えた。
やや小ぶりなので、子供かもしれない。
2012-5-5-2

犬たちは血気盛んに吠えまくっていた。2匹でちょうど取り囲むようにしていた。
アオを見かけるのは珍しいことではない。
見かけてこちらが見ていると、向こうもこちらを振り返ってじっと見ていることが多い。そういう習性のようだった。
今回のアオは犬たちに囲まれて、少し震えているようにも見えた。あるいは、そう見えただけだったかもしれない。いつものようにどっしり構えていただけかもしれないようにも見えた。
彼らの跳躍力、脚力には、凄まじいものがある。あの重そうな体で、いったん動くとなると動きはすこぶる速いのだ。かなりの傾斜の斜面でも、バランスをくずすことなく、とんでもないスピードで駆け上がっていく姿もこれまで幾度も目にしている。

実際、我が家で飼っていた先代の今は亡き犬のハナちゃんは、その事故後の姿からアオの角で突かれたのではないかと地元の猟師が教えてくれたことがあった。アオもおとなしそうにしていて、あなどれないかもしれない。
2012-5-5-3

犬たちとアオとの距離は1メートルほどにもなっていた。アオは動かない。犬たちも危険かもしれない。
私も興奮する犬たちをなんとか止めようと首輪をつかむために、かなりの至近距離まで近寄った。
槍でももっていれば、確実に仕留めることができたような、そんな距離まで近寄った。
もっともそんな簡単ではないと思うが、私のDNAにわずかに残っているであろう縄文の狩猟民族の血が少し騒いだような気もした。
この習性ならば、案外昔はアオの狩りは簡単ではなかったかと、そんなことも頭をよぎった。
ニホンカモシカは特別天然記念物なので、保護鳥獣であり、とらえてしまってはお縄になる。
なんとか、2匹の首輪をつかんだまま50メートルほど、家に方へと向かった。
犬たちが再びアオに向かっていかないように、犬たちに声をかけながら家にもどり
朝餌をやり、犬たちを小屋に納めた。

すぐに、もしかしてと思い、カメラを持って軽トラックでアオがいたところに行ってみた。
同じ場所にいた。少し手前で車を停め、ゆっくり近寄って写真を何枚か撮った。
もっと至近距離でとさらに近づいた刹那、
アオはがけ下に向かって跳躍した。そのまま猛スピードで沢にダイブし、大きな水しぶきを上げ、
そのまま反対側の法面をのぼり、あっという間に森の奥に消えていった。

うまそうだったなぁ。
2012-5-1
ここのところ、友人と、あるいは地区の方々などとの集まりがあって、
山菜の採れる時期ともあいまって、山菜の放射能検査の話が必ずと言っていいほど話題にのぼります。
町にもガンマスペクトルメータ(食品などのベクレルを測定する機械があり、
みんな活発に利用しているようで
「大丈夫だった!」「不検出だった」「~~もあった。残念!」などの声をよく聞きます。
話をじっくり聞いていて、とても心配になるのが、
「不検出」イコール「安心」と、多くの人が考えていることです。

放射性物質の測定には必ず、検出限界(検出下限値)があり、
それは測定時間の長さ、シンチレータといって放射線を感知する部分の大きさ、遮蔽の具合で、大きく変わってしまいます。
測定時間は長かれば長いほど、誤差が少なくなり信頼のおける数値が出ます。
シンチレータの大きさは感度に比例しますが、同じ大きさでも、感知したカウントをどのように演算しベクレルとして出すところのソフトや計算方法が、機種やメーカーによって異なったりもします。
遮蔽は外界からの影響を受けないようにするためのもので、通常は鉛で囲いますが、これが厚ければ厚いほど効果があります。しかし、その鉛そのものからも放射線がでるので、その補正も必要になったりします。

極端な話、国の基準は100ベクレルなので、それを信頼する人は、そこより低いかどうかわかればいいわけですが、国に信用がないのと?!、住民の不安の声もあったりで、行政で実施しているのは30ベクレル内外を検出限界として測定しているところが多いようです。

ですので、測定時間が短かったりすると、当然検出限界は上がり、不検出でも、私としては決して安心できる数字とは思えません。逆に言えば0を確かめるのはとても難しいのです。もっといえば、検出限界を上げて測定すれば、ある程度のレベルのものを0だと錯覚させてしまうことができるわけです。

昨年の事故直後、子供たちにの命を守るために、必死で勉強して、不検出の罠に気づいたので、不検出に対しては、不信感があったりするのです。

じゃあ、どのくらいの検出限界だといいんだという話になりますが、
これは放射線のリスクをどう考えるかということになります。
そして、それはやはりチェルノブイリに学ぶのが一番いいような気がするわけです。

そこでとても参考になるなあと思うのが、
環境活動家の田中優さんのメルマガ
『 田中優の未来レポート 』( 第12号/2012.4.16『「放射能の健康被害、何が本当に危険なのか」』)です。有料メルマガで転載お断りの注意書きがあるので、全部コピペというわけにはいかないので、これを自分なりに解釈して書きます。

一番参考になると私が思うのは、実際にチェルノで被曝した方々の臨床をして確かめてきたバンダジェフスキー博士の論考です。チェルノブイリの放射能汚染の7割が落ちたと言われるベラルーシにいて、患者さんが亡くなると解剖して、どの臓器にどれだけのセシウムが蓄積していたかを実際に調べた方です。
博士によれば、体内の放射性セシウム量と病気の発生数が、完全に比例するそうです。
膀胱がんは体内セシウム量が、わずか5ベクレル/体重1kgから出始め、10ベクレルで正常な心臓のリズムが3割の人にしか確認できなくなり、20ベクレルではさまざまな病気が発生し始めると言います。
放射線の影響は、がんや白血病だけではなく、むしろそれは一部であり、心臓や血管の障害、免疫力の低下によって、様々な感染症にかかりやすくなることの方が多いのです。
なので、やはり特に子供たちには0に近いものを食べさせてあげるべきだと考えています。
そうなると、不検出は検出限界がいくらの測定によるものなのかということが、大変重要になるわけで、そこを知った上でないと喜べません。
バンダ博士の推奨するのは、体内に体重1キロあたり5ベクレル未満だそうです。
国の基準に従って食べ続けた場合に、一日に取り込むセシウムは153ベクレルになります。そのまま食べ続ければ、体内のセシウム量が体重1キロあたりゼロから10ベクレルに達するのにわずか4日、20ベクレルを超えるのに9日、2年後に体内のセシウムレベルが体重1キロあたり323.9ベクレルになるそうです。

一方、国立医薬品食品衛生研究所の調査では、
「宮城、福島、東京の3都県の平均的な食事の摂取量は、1日当たり3.39ベクレル」にとどまっていると言っているそうで、 その数値で計算してみると、1年2か月後に体重1キロあたり7.2ベクレルで平衡して安定するそうです。
結構いい線いってるというか、あと少し頑張ればバンダ博士の推奨するレベルも夢ではないなあと思います。


チェルノでは、今の日本と同じように、最初は何も起こらなくて大丈夫を決め込んで汚染地に住み続けていた人々が、2,3年後からさまざまに症状が出始め、5年後から避難する人が増えたと聞いています。
日本でも、同じ事が起こらないとも起こるとも言えません。
あくまで、それぞれの選択、それぞれの判断です。

不検出イコール安心でないことだけ、お気を付け下さい。

原発事故を機にいただいた放射能から子どもたちを守りたいの想いでつながり、いただいたご縁の「放射能仲間!?」が拙宅を訪ねて下さり、炭入りピザを食べたの図。
2012-4-30
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。