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2012-6-29-2
盛岡で開催された木質炭化学会を中座して、官邸前に馳せ参じました。
5時半くらいに東京メトロの国会議事堂前駅3番出口を出ると、
すでに長蛇の列で、その列の最後尾に向かっていくように誘導する方々がいました。
私の数人前には、黄色い袈裟に南無妙法蓮華経のうちわ太鼓の日本山妙法寺の僧の方々がいました。

21年前、やはり東京日比谷公園で今は亡き高木仁三郎さんらの呼びかけで脱原発の1万人集会があり、
私も当時住んでいた岐阜から参加していました。
公園で様々なアピールがあり音楽あり出店ありで賑やかでしたが、
若かった私は、なにか内輪だけで盛り上がってるだけのような空虚さを感じて、楽しむ気持ちは萎えていました。
デモ行進開始までの時間がまだあったので、一人公園を離れて当時の通産省前に行くと、
日本山妙法寺の方々がひたすらうちわ太鼓で「南無妙法蓮華経」を唱えていました。
気がついたら私も一緒にお題目を唱えていました。
お巡りさんがやってきて強制排除にかかりましたが、彼らは非暴力を旨としているので、
排除されながらも唱え続けていました。
若かった私は少し抵抗し、彼らの姿をみて反省したものです。……

その時のことも頭をよぎりつつ、
すでに並んだ人と、これから並ぶ人が向かい合って、お互いの顔を見合って進む形で最後尾に向かいました。
知った顔がいないかと思って注視して最後尾に向かって歩いていたら
みんな、なんかいい顔してる人ばかりで、
いわゆる運動系の気合の入った顔の人は少ないように感じました。
中には、うなづいて合図を送って下さる人もいました。
そんなデモ参加の人々の顔を見ていたら、こみあげてきてしまいました。
こみあげてくるものをこらえようと、視線をそらしていると
「佐藤く~ん」と声がしました。
20年来の知人で、長野大鹿村から来ていた「アキ」さんです。
私が以前仕事をしていた野草社の先輩にあたる方です。
先輩といっても、一緒にお仕事したことはありませんが、
野草社自体が昔から反原発、脱原発を貫いている出版社なので、
(広瀬隆さんの最初の本は野草社刊の『原子力発電とは何か』です)
長らく会っていなくても、この間の脱原発の動きなんかも含めて、
なにも言わなくても共有できる部分があるわけです。
感激でした。

私は持参した竹ボラをザックから取り出し、
吹き鳴らしながら、あるいは「再稼働反対」と声を出しながら進みました。
紫陽花革命と呼ばれているので、紫陽花を持って歩く人もたくさんいました。
「地下水のごとく清く流れ、紫陽花のごとく美しく咲け」
という矢追日聖さんの大倭紫陽花邑の理念の言葉が胸に響きます。

デモの中にいると、全体は見えないので、何人いたかなんてわかりません。
いろいろ発表はあるようです。主催者発表は15万人だそうです。
たぶん、この動きを実りにつなげるためには、まだ何回か繰り返す必要があることでしょう。
再稼働反対の声の響き、命が大事という声、想いの響き、竹ボラの響きを
もっともっと届けなくてはなりません。
毎回は参加できませんが、いつか家族で参加したいと思っています。
子どもたちにも見せてあげたいと思うのです。

デモの様子を少し動画にまとめたのでご覧ください。
途中キャプションで「一揆」の「揆」が抜けているところがあります。


別の動画で竹ボラの音が入っているのがありました。良かったらご覧下さい、というかお聞きください。
0:30あたりから1:05あたりです。ちょっと聞きづらいかも…。イヤホンで聞くとはっきりわかりました。もちろん吹いているのは私です。



竹ボラ、吹く人増えるといいなぁということで、能書きを再掲します。
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『新版 民族楽器をつくる』(関根秀樹著、2003年 創和出版)より

竹ぼら(竹法螺)

 法螺貝が容易に手に入らない地方の庶民は、竹や木で代用ほら貝を作った。直径7~8センチの真竹を36センチくらいに切り、節のそばに吹き口を開けたのが歌舞伎の下座音楽で使う竹ぼら。節の中央に吹き口を開けた縦吹き型もあり、地方によって貝、筒貝、竹筒などとも呼んだ。高価な法螺貝より手軽で吹きやすいので、昔は寄り合いの合図やお祭り、一揆などで吹き鳴らし、近代には芝居、ラジオ、映画の効果音にも陣貝の代わりに使われた。

 竹ぼらの材料は緻密で肉が薄く響きの良いマダケが最高だが、モウソウチクでもできる。長さは8寸(24㎝)~1尺8寸(54㎝)くらい。36~40㎝くらいが一番吹きやすい。長いと軽く吹いても重低音が出るが、大きな音を出すには肺活量が要る。短いとトランペットのように唇をしめて強い力で吹かなければならず、音は甲高くなる。吹き口の大きさは13~24ミリ前後。短いのは穴も小さめがいいが、くちびるの大きさや柔らかさ、吹きかたによって個人差もある。慣れない人は長めに作って穴も大きめにすると音が出やすいようだ。吹き口はくちびるがいたくないようにささくれを取り、角を丸く削る。また、先端開口部の内側をナイフで斜めに面取りすると音がちょっと大きくなる。秋~冬に材料の竹が手に入るならいっぱい作っていろいろやってみるといい。

 元文三(1738)年、奥州岩城(磐城。現在の福島県いわき市とその周辺)で起こった大規模な一揆「岩城騒動」では、8万人の百姓が城下を囲んで竹ぼらを吹き鳴らしたという。
 記録によれば、一揆の群衆は砂を入れて二重にした藁頭巾をかぶり、鎌や鋤や山刀を手に、手製の竹ぼらを携えて集まったという。一揆の申し合わせに、「八、九寸または一尺廻りまでの竹の節を抜きて携ふべし。これは戦争の合図に用ふるほら貝の代用とす」とあるから横吹きではなく、節の真ん中に吹き口をあけた縦吹きタイプだ。寸法がわりと短いので、音は甲高い。
 総勢8万(別な記録では9万)の一揆の衆が「各自腰に付けたる竹筒を一同に吹き立けるが、その声すさまじく波の音とも風とも聞き定めがたく。天地も為に崩るるかと思ふばかり」。う~む。かっこよすぎる。2、3本の竹ぼらを吹き合わせるだけでも「うなり」を生じて音が強まる。それが8万本!もはや想像を絶する。タイムマシンがあったら馳せ参じて一緒に吹き合わせてみたい。いや、それより現代のありあまる竹を有効利用してあちこちで竹ぼらワークショップを開き、数千~数万人規模で国会議事堂とかアメリカ大使館とか首相官邸なんぞを取り囲んで吹き鳴らそうか。吹くのは敵さんのほうがずっとうまそうだが。
---------------------------------------------------------------引用ここまで。

ザックを背負って竹ボラ吹いてのデモで大汗をかいて、
ザックの中では、朝にジュースを足しておいた乳酸菌ジュースの発酵が早く進みアルコールになったようで、帰りの新幹線の中で飲み干しました。お蔭でいい塩梅で眠れました。
2012-6-29-3

炭化学会、デモの旅の間も稼働させていた炭窯は、
帰宅したら、予定通り、炭化が終了するところで、
今日は炭出しに汗しました。
再稼働反対の炭を焼きました。
2012-6-29-4
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