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2013-6-23-1
ここいらではその尾っぽのせわしない動かし方から
イシタタキと呼ばれているキセキレイが、
炭窯の小屋の一角に巣を作り産卵しました。
もうひと月前くらいのことです。
その後数日で卵は孵り、
親鳥がひっきりなしに餌を運んでいました。
私が炭窯に仕事をしにいくと、
親鳥はどこかへ行ってしまって、なかなかもどってこなくなります。
わりと低い場所だったので、息子が毎日のように写真を撮って観察し始めました。
「おれ毎日写真撮ってみる」
2013-6-23-4
近寄ると、雛は親鳥と勘違いして、いっせいに餌をねだって口を大きく開けます。

2013-6-23-3
イシタタキは我が家の周りにはおそらく数家族が生息していていると思います。
今は高校生の娘が保育所だった頃も、
林業の運材用トラックのキャビン後ろの梯子のところに営巣して産卵し、
毎日のように娘が観察していたことがありました。
伐採現場から、市場に運ぶためのトラックに積み替える場所までの往復に使っていたトラックです。
その積み替える場所は昔の我が家の目の前だったので、家内が娘を連れて見せてあげていました。
時にはその運転手さんに抱っこされて観察していました。
トラックも仕事で近くの伐採現場に行き来するわけですが、
行っている間は親鳥が餌を与えることができないので、
そのトラックが定位置に戻って来ると、
心優しい運転手さんは時間をわざとゆっくりとってやってたのでした。

その後もう10年以上にわたって、我が家が近くに家を建てて移ってからも、
イシタタキはこの季節になると、どこかそこここで姿をあらわしていて
「きっとあの家族に連なる一族なのだろう」と感慨も多少はあって眺めていました。
新宅になって一度は、棟近辺に営巣したことがあり、ある日青大将がそこに向かっていくのを目撃し、
棒きれでそれを阻止したこともありました。

2013-6-23-2
息子の観察が数日続いた頃、いつものように巣を気にしながら炭窯に行くと、
その日はいつもはどこかにすぐ飛び去ってしまう親鳥が
「チューイチューイ」と、やけに激しく鳴いていました。
見ると、なんと、長さ1メートルほどの青大将が、雛をまさに一羽くわえているところでした。
「こん畜生!!」と思いながら、
棒きれでその場から追い払って、頭を叩き、鉈で頭を落として、崖下に投げました。
急いで巣を見ると、かろうじて2羽が生き残っていました。
夕方帰って来た息子に告げると、かなりがっかりした様子で、
「おれ蛇はほんとにきらいになった!」
家内には「あ~あ、親鳥が可愛そう」とも言ったそうです。
蛇も1匹だけでなかったようで、結局翌日には残りの2羽のひなも食われてしまったのか、
姿が消えていました。
「チューイチューイ」としばらく巣の近くで泣き続ける親鳥が哀れでした。


日々生き死にを目の当たりにし、
いのちの空しさと永遠を感じる日々。
息子の心にはなにが残ったでしょうか。
残らずとも、必ずや生き抜くための糧になるはずだと、
親バカな父親は考えています。

いのちはいのちをいただかないと、いのちを繋いではいけない。
イシタタキも、青大将も、われわれも……。

そしてまた数日、近くで巣立ったばかりであろう、頼りなさげに滑空するイシタタキを見かけました。
蛇になってあのイシタタキの雛は姿を消しましたが、
あのイシタタキ一族が命をつないでいることを確認できた想いで、嬉しくなりました。
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